NFTって“似たような絵を投機してるだけ”だと思ってませんか?――実際にやって分かった「本物の裏側」教えます
まず正直に聞きます
NFTって、「どうせAIや自動生成の似た絵がバンバン量産されて、投機バブルで盛り上がってるだけ」
――そんなイメージありません?
…実は、僕も最初はそう思ってました。
「誰がそんなもん買うんだ」と金持ちの遊び場だろ・・・って。
でも、NFTについてじっくり調べてみた
いざNFTの仕組みを調べてみると、「IPFS」「Arweave」っていうよく分からない保存先がゴロゴロ出てくるんです。
GoogleドライブやDropboxみたいなものだろうと思ったら全然違う。
- **IPFS(分散型ファイル保存)**は、世界中のパソコン同士でファイルを預かり合う仕組み。でも誰も預からなくなったら消える可能性もある。
- **Arweave(アーウエイブ)**は“200年消えない”ことがウリ。「一度アップしたら誰にも消せない」という半分ホラーな永久保存装置。
「消せない」なんて大げさでしょ、と思うかもしれません。でもこれ、本当に“消せない”です。
悪ノリで上げた黒歴史も、ネットの地層にずっと残る。
正直、背筋がゾッとします。
ミントしたいなら“現金”じゃなく“仮想通貨”
NFTを発行する(「ミント」と呼ばれる)には、
- ウォレットを作って
- 仮想通貨(しかもPolygonとかいうマイナー通貨)を手に入れて
- 海外取引所まで経由して
- やっと画像が登録できる
……という「普通のネット利用者」にはまず味わえない手間と緊張感が待ってます。
さらに「ガス代」という手数料もかかります。
イーサリアム(Ethereum)だと1回のミントで数百円~数千円。
現実的じゃないですよね?
だから実際は**Polygon(ポリゴン)**みたいな安いチェーンに流れる人が多いんです。
ポリゴンなら1円以下でNFTが作れることもザラ。
結局、みんな“有名”より“安い”を選ぶ。それがリアルです。
安いから火遊び感覚で使える怖さ
今はクレジットカード決済OK、無料プラン(100kB以下)あり、
子どもが悪ノリで落書きアップもできちゃう。
でも――
SNSの炎上ならまだ消せます。分散型ストレージで「消せない」は本当に詰み。
未来200年ネットに残る可能性、これ、笑いごとじゃない。
「アーウエイブ直保存NFT」を自力でやってみた話
ここからは現場のリアルな体験談。
普通、NFTはIPFSに保存されます。
でも「せっかくやるなら“消せないロマン”に本気で挑戦したい」と思い、
アーウエイブにデータを直接置く方法を調べました。
日本語の情報は本当にすくない。直球の答えは無い。英語の公式ドキュメント、海外フォーラム、コマンド、スクリプト…
1週間くらいエラーと格闘しながらようやく成功。
NFTの中に「Arweave保存」の作品は実在する――だから自分も絶対できると信じて諦めずにやりきった。
できた瞬間、「あ、昔プログラム作ってた感覚と似てる」って実感しました。
“どうせ無理”を自力で突破する現場力、ここは自慢してもいいかなと思ってます。
まとめ――本当にやるなら「消せなさ」と「責任」を持って
「NFTって結局、投機と似た絵のバブルでしょ?」
……たしかにそれも事実です。
でも、その裏には
- 自分で選ぶ“消せない”保存先
- 仮想通貨の現実的な手間
- そして、英語情報を突破しないと辿り着けない本物のロマン
- 安さで火遊びしやすい分、責任も激重
こんな現実が、たくさん横たわっていました。
NFTの世界を少し覗き込んで少し勉強になりました。