分解魔の原点:おもちゃの墓場からパソコン修理まで

もし、あなたが子供のころに「おもちゃを分解したことがある」タイプなら――たぶん、ぼくと同じ“分解魔”の素質があります。

うちの場合、親がドライバーを使って何かを直しているのを見て、「それ、やってみたい!」となってしまい…気がつけば家中のおもちゃを分解していました。
ネジを外すだけで楽しい。中身がどうなっているのか見てみたい。気づけば分解すること自体が目的になっていた気がします。

もちろん、分解はできても、戻せない。
小さなバネやネジがどこかに行ってしまい、「あれ?なんか余ったぞ…」のまま放置。家には二度と動かないおもちゃの残骸が増えていく。
たぶん、親御さんを困らせた経験、同じように持っている方もいるのでは?

それでも懲りずに、また次のおもちゃを分解してしまう。
「戻せないならやるな」と言われても、やめられない。
今思うと、ちょっとアホな子でした。

でも、この「分解したい!」という衝動、案外大人になっても消えません。
今はパソコンやスマホを分解して、ちゃんと元に戻す仕事をしています。
違うのは、“ちゃんと元に戻せるようになった”というだけ。
(それでもたまにネジが余って焦るのは、ここだけの話です)

ちなみに、「ネジが余らないテクニック」ってのも本当にあるんです。
分解前に写真を撮る、ネジを並べて置く、絵を書くとか――こういった小さな工夫を積み重ねることで、分解→組み立ての成功率は劇的に上がります。
(これをやると分解は自分で他人に組み立ての引継ぎとか分解の平行作業とかが可能になります)


もしあなたのパソコンやスマホが「もうダメだ」「壊れた」と感じたときは、いきなり捨てる前に一度ご相談ください。
分解してみると、意外とシンプルな原因だったりします。
昔の自分のように「戻せなくてごめんなさい」は、もう言わなくて済むようになりましたので、どうぞご安心を。


【余談】
たまに、やっぱり部品が余ることもあるけれど…そこは“大人力”でなんとかしています(笑)。

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