“便利屋”と“パソコン屋”の中間にいる僕の仕事
「便利屋って、なんでも屋のことでしょ?」
「パソコン屋って、修理屋さん?」
そんなふうに思われることが多いと思うんですが、
最近、自分がやりたいと考えている仕事は、
どうもそのどちらにもピッタリとは当てはまらない気がしています。
たとえば、配線のこともちょっと分かるし、
パソコンの初期設定やトラブル対応も一通り対応できるつもりです。
プリンターのインクを買うのに付き添ったり、
Wi-Fiの調子を見てほしいという相談にも対応できると思っています。
そんなあいまいな立ち位置を、最近は自分で勝手に
「パソコン便利屋」と呼んでみたりしています。
もちろん、そんな言葉はあまり世の中に出回っていないですし、
Googleで検索してもあまりヒットしません。
でも、こういう中間的な存在って、意外と必要とされる場面があるんじゃないかと感じているんです。
今日は、そんな「パソコン屋」と「便利屋」の間にあるような、
これから僕が目指していきたい仕事について、少しお話させてください。
便利屋とパソコン屋、その狭間にあるニーズ
便利屋さんというと、家具の組み立てや草むしり、電球交換など、
日常の“ちょっとした困りごと”を解決してくれる存在ですよね。
一方、パソコン屋さんは、ハードディスクの交換やOSの再インストールなど、
技術が求められる分野で活躍されていると思います。
でも実際の現場では、
「これってどっちに頼んだらいいの?」
というような境界線のあいまいな“困りごと”もあるんじゃないかと思っています。
たとえば――
「プリンターがつながらないんだけど…」
→ 原因がWi-Fiの設定か、ドライバーの未インストールか、そもそも相性の問題か。
あるいは、
「新しいパソコンを買ったはいいけど、初期設定が不安…」
→ データ移行からメール設定、アカウント整理など、けっこう手間がかかる。
こういった部分を、柔軟にお手伝いできる人がいたら、
ちょっと安心してもらえるのかな…と考えたりしています。
「あの人に相談してみようかな」と思ってもらえる存在に
もちろん、まだ実績はほとんどありません。
ですが、これまでの経験や技術を活かして、
「どこに頼めばいいか分からないようなこと」にこそ対応できる存在になれたらと思っています。
専門店では断られてしまうようなグレーゾーンの困りごと。
自分で調べてもよくわからないようなちょっとした設定や調整。
そういう“面倒くさい”に、ちょうどよく手を貸せるような立ち位置。
それが、「パソコン便利屋」というコンセプトです。
人間くさいサポートを、ひとつずつ
僕がやろうとしているのは、
技術と体力を少しずつ使う、わりと“人間くさい”仕事です。
AIやネット検索だけではたどりつけない、
暮らしに寄り添ったちょっとした不便に応える。
まだまだ駆け出しですが、
「こういう人が近くにいてくれてよかった」
そう思ってもらえるような仕事ができたらいいなと思っています。
まずは「誰に頼めばいいかわからない」で大丈夫です
困りごとが発生した時に、
「とりあえずこの人に聞いてみようかな」――
そんなふうに思ってもらえる存在を目指して、
ひとつずつ準備を進めているところです。
僕が目指す「パソコン便利屋」は、
専門的でもなく、なんでも屋でもなく、
その“ちょうどあいだ”で暮らしを支える仕事です。
いまはまだスタート地点に立ったばかりですが、
必要としてくれる誰かのところへ、ちゃんと届くように。
これから、少しずつ動き出していきたいと思っています。