純正インクって本当に必要?高いけど…汎用インクと何が違うのか、現場のパソコン修理屋が解説します
「プリンターのインク、なんでこんなに高いの?」
そんな疑問、きっと一度は感じたことがあるはずです。
パソコン修理やプリンターのご相談を受けていると、
「純正インクじゃないとダメですか?」
「安い汎用インクって大丈夫なんですか?」
というご質問をよくいただきます。
実際どうなのか——プロの立場から、わかりやすく本音でご説明します。
1. 純正インクと汎用インク、何が違うの?
まず、インクには大きく分けて2種類あります。
- 純正インク:プリンターメーカーが出している公式インク。
- 汎用インク:他のメーカー(サードパーティ)が作っている互換インク。
価格は純正が高く、汎用はかなり安いことが多いです。
「安いほうがいいのでは?」と感じるのも当然ですが、注意点もあります。
2. 純正インクを選んだ方がいい場合
次のような場合は、純正インクをおすすめします。
- 写真や年賀状など、大切に残したい印刷をするとき
→発色や色あせへの強さは純正インクが優れています。 - 新しいプリンターや保証期間中の場合
→汎用インクを使うと、トラブル時にメーカー保証の対象外になることがあります。 - 仕事で使う、公式な書類や納品物の印刷
→色味や品質でトラブルになるリスクを避けられます。
「安心」を重視したい方は、純正インクを選ぶのが間違いありません。
3. 汎用インクで十分な場合
逆に、以下のような場合は汎用インクでも十分です。
- 日常的な資料やメモなど、画質にこだわらない印刷が中心
- プリンターが古く、いつ壊れても惜しくない場合
- とにかくコストを抑えたい場合(お子さまのプリントや練習用など)
実際、私のお客様でも「普段使いは汎用」「大事な印刷だけ純正」と使い分けている方が多いです。
4. 現場から見るインクの“リアルな話”
よく「汎用インクだと壊れるって聞いた」と言われますが、
実は使い方や環境の影響も大きいです。
- 長期間プリンターを使わず放置していると、どちらのインクでも詰まることは多いです。
- 最近は「純正以外は認識しません」という機種も増えています。
また、プリンター本体が安く、インクが高いというのは“業界のビジネスモデル”です。
本体ごと買い替えたほうが結果的に安く済むケースもあります。
5. よくあるトラブル例
- 汎用インクで認識エラーが出た
- 色味や印刷のムラが気になる
- 純正インクでも詰まるときは詰まる
汎用インクの場合、「トラブル時は自己責任」となります。
ですが、純正インクでも必ず完璧というわけではない点は知っておくと安心です。
6. まとめと私からのご提案
迷ったら「使い分け」をおすすめします。
- 大切な写真や公式な書類は純正インクで。
- 普段使い・コスト重視なら汎用インクで。
プリンターはどうしても消耗品的な存在です。
「インク代が気になる」「純正を買うべきか迷う」
そんな時は、どうぞお気軽にご相談ください。
お客様ごとの使い方やご予算に合ったアドバイスを、現場経験からしっかりご提案します。
お困りごとがあれば、お気軽にご相談ください
パソコン・プリンターのこと、
インク選びやトラブルまで、どんな小さなことでもどうぞ。
“地元密着”の便利屋として、実際の経験をもとに、最適な方法をご案内します。