ノートパソコンのバッテリー交換|基本知識まとめ

ノートパソコンのバッテリーは消耗品です

ノートPCのバッテリーは、スマホと同じように「充電と放電」を繰り返すたびに劣化していきます。
一般的な寿命は2〜3年、または充電回数300〜500回程度が目安とされています。

※実際には、使用状況によっては1〜2年で劣化を強く感じるケースも多いです。
毎日充電を繰り返すノートパソコンでは、体感的にバッテリー持ちが急速に悪化することも珍しくありません。

バッテリーは消耗品であり、永久に使えるものではありません。

交換が必要なサイン

以下のような症状が現れたら、バッテリー交換を検討するタイミングです。

  • 充電してもすぐに電源が切れる(30分しか持たないなど)
  • バッテリーが膨張してパソコンの裏蓋が浮いてきた
  • 突然シャットダウンする
  • Windowsからバッテリー劣化の警告が出る

【注意】バッテリー膨張は危険です

バッテリー膨張によってパソコンの裏蓋が浮いている場合、非常に危険な状態です。
このまま使用を続けると、最悪の場合、バッテリーの発火・爆発につながるリスクもあります。
速やかに使用を中止し、バッテリー交換または修理対応を強くおすすめします。

バッテリー膨張の実例
【実例】バッテリーが膨張して変形している様子。このまま使用を続けると大変危険です。

純正バッテリーと互換バッテリーの違い

  • 純正バッテリー
    メーカー保証付きで安心感はありますが、価格が高い傾向にあります。
  • 互換バッテリー
    価格は抑えられますが、品質にばらつきがあります。
    選定には注意が必要です。

当店(miura.work)では、メーカー純正品ではなく、できる限り信頼できる互換バッテリーを選定して使用しております。
※互換品のため、純正品に比べ品質にばらつきが生じる場合がある点はご了承ください。

【ご注意】バッテリーが入手できない場合もあります

一部のパソコンでは、互換バッテリーの流通量が非常に少ないため、交換用バッテリーが入手できない場合があります。
特にマイナー機種や古いモデルでは、Amazon等でも取り寄せできないケースが発生します。
そのため、交換作業をご希望の際は、まず機種名をお知らせいただき、在庫状況を調査のうえご案内いたします。
お気軽にご相談ください。

自分で交換できる?プロに任せるべき?

最近のパソコンは薄型・軽量化が進み、バッテリー交換が簡単にはできないモデルも増えています。

  • 自分で交換できるタイプ
    (例)ThinkPad、Let’s noteなど → 裏蓋を開けるだけで交換可能
  • プロに依頼した方がよいタイプ
    (例)MacBook、Surface、DELLの一部モデル → 特殊工具と技術が必要

無理に自分で作業をすると、バッテリーだけでなく本体自体が壊れてしまうリスクもあります。
不安がある場合は、プロに依頼するのが安全です。

バッテリーの劣化を自分で調べる方法

Windowsには、簡単にバッテリー状態をチェックできる機能があります。
ご自身で「劣化具合」を調べたい場合、以下の方法をお試しください。

バッテリーレポートの作成手順

  1. Windowsキーを押して「cmd」と入力し、コマンドプロンプトを起動します。
  2. コマンドプロンプトに以下を入力してEnterを押します。
    powercfg /batteryreport
  3. 正常に実行されると、「battery-report.html」というファイルが作成されます。
  4. そのファイルをブラウザで開くと、バッテリーの詳細な状態を確認できます。

確認ポイント

  • DESIGN CAPACITY(設計容量):新品時のバッテリー容量
  • FULL CHARGE CAPACITY(現在の満充電容量):現在充電できる最大容量

この2つを比較して、現在のバッテリーがどれだけ劣化しているかを判断できます。
(例:設計容量の50%以下なら、かなり劣化しているサイン)

※操作が不安な場合は、サポートも承りますのでお気軽にご相談ください。

まとめ

ノートパソコンのバッテリーは必ず劣化する消耗品です。
劣化が進むと、モバイル性が失われるだけでなく、急なシャットダウンによるデータ損失リスクも高まります。
特にバッテリー膨張は、重大な事故を引き起こす可能性があるため、早めの対応が必要です。

また、交換を希望される場合でも、バッテリーの流通状況によっては対応できない機種も存在します。
まずはお気軽にご相談ください。

柏市周辺でパソコンのバッテリー交換をご検討の方は、
ぜひmiura.workへご相談ください!