「ネット遅いんだよ!なんかブチブチ切れるんだよ・・・」
そんな相談、されることよくあります。
でも実は、原因が“回線”でも“プロバイダ”でもなく、「家の中のWi-Fi環境」にあることも多いんです。
今回は、出張サポートで実際によくやる「Wi-Fiが遅いときに見るポイント」と、実は自分の家でも起きていたリアルな例を紹介します。
✅ まず確認する3つのポイント
1. ルーターの設置場所
Wi-Fiの電波は壁や家具で弱まります。テレビ台の裏、床の上、金属棚の中などにルーターを置いていると、速度が激減することも。
目安は「見晴らしがよく、ちょっと高めの場所」。
2. 接続機器の数と種類
「スマホ2台くらいでしょ?」と思っていても、家電や見守りカメラなど見えない機器がWi-Fiに繋がっていることも。
さらに、古い機器(Wi-Fi 11bなど)が接続されていると、それだけで全体の速度が落ちることもあります。
3. 回線そのものの速度(有線でチェック)
まずLANケーブルで直接パソコンを繋いでスピードテスト。
この「有線の速度」が本来の回線性能になります。
- 有線で遅ければ、回線や機材の問題。
- 有線が速くてWi-Fiが遅ければ、ルーターや環境の問題です。
💡参考:有線で300Mbps出たとき、Wi-Fiの速度はどれくらいが正常?
無線の速度 | 評価 | 備考 |
---|---|---|
250〜300Mbps | 🔵 非常に良好 | 有線とほぼ変わらず。理想的な環境 |
200〜250Mbps | 🟢 良好 | 安定して速い。まったく問題なし |
150〜200Mbps | 🟡 許容範囲 | 実用上は問題なし。改善の余地あり |
100〜150Mbps | 🟠 要注意 | ルーターの設置や機器の干渉を疑う |
〜100Mbps以下 | 🔴 異常 | どこかに問題あり。再確認が必要 |
有線で300Mbps出ているなら、無線で200Mbps以上ならかなり優秀な状態。
逆に、50Mbps以下しか出ていないとすれば、何かがボトルネックになっている可能性が高いです。
💬「うちの家でもこんなに繋がってたとは…」実体験
ある日、自宅のルーター設定を見ていたら、ふと「接続中の機器一覧」が目に入りました。
「え…こんなに繋がってんの?」
びっくりして数えてみたのが、こちら。
- パソコン:1台(作業用)
- Alexa:4台(スマートスピーカー)
- SwitchBot:2台(スマートスイッチ)
- 監視カメラ:2台
- スマホ:3台(自分・妻・ルナ)
- iPad:2台
- Fire TV Stick:1台
- Nintendo Switch:1台
合計:16台。全部Wi-Fiに常時接続。これはもう家庭用ルーターの限界を超えてます(笑)
🧠「これはもう、普通の家庭じゃないわ」
昔の安価なルーターでは、同時接続台数や処理能力が足りません。
夜に動画が止まったり、ページの読み込みが遅くなったりする原因は、こういう「機器の増えすぎ」による負荷かもしれません。
🔧やったこと
- 2.4GHzと5GHzで用途を分ける
- ルーターを“ちょっといいやつ”に買い替え
結果、いまのところ安定してます。
✋まとめ
「Wi-Fiが遅い」と思ったら、まずは家の中を疑ってみてください。
- ルーターの場所
- 繋がってる機器の数
- 有線での速度チェック
この3つを見るだけで、かなりの確率で原因が見えてきます。
もし不安なことがあれば、出張サポートで現地調査・設定も可能です。お気軽にご相談ください。